薬剤師 服薬指導

服薬指導の基礎知識

日本での地域薬局の主な業務は、従来、医薬品販売でした。

 

しかし、医薬分業の進展に伴い、保険調剤を主たる業務とする薬局が増加中です。

 

この保険調剤の実践には、
調剤そのものの3要素である「処方監査」「薬剤調整」「服薬指導」があります。

 

中でも「服薬指導」の技術の習得が大切です。

 

いっぽう近年、少子高齢化社会の到来し、国の方針として医療の適正化と医療費抑制政策を
実施するため、医療保険制度や薬事法などが近年、数回にわたり改正されています。

【薬剤師のスキルアップ】服薬指導について考えよう記事一覧

【薬剤師のスキル】服薬指導の基礎を憶えておきましょう。

服薬指導とは、薬剤師が患者さんや顧客に対して行う指導やアドバイスです。その目的は、薬物治療を行う際に医薬品の降下を最大限に引き出し、かつ副作用などの危険性を最小限にするためです。服薬指導で医薬品の安全性と有効性を確保する服薬指導は、他の医療関係者も行いますが、ここでは薬局で薬剤師が仕事として行う服薬...

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【薬剤師のスキル】服薬指導の目的とポイントを理解しよう

服薬指導の目的は、患者さんや顧客への安全で有効な薬物治療の実施です。薬局薬剤師の重要な役割は、患者さんに薬物治療の大切さを理解してもらうことです。的確な服薬指導を実施するためのポイントこれからの薬剤師に求められるものは、コミュニケーションスキルの向上です。患者さんの話をよく聞き、その気持ちや事情を尊...

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【薬剤師のスキル】薬剤師の仕事と薬事関連法規についての理解

薬剤師となるには、薬科大学や薬学部を卒業し、国家試験に合格し免許登録をしなければなりません。しかし、保険薬局では、保険薬剤師の登録をしないと仕事をすることができません。社会や制度の変化への対応薬剤師に要求されるもの。それは、医療人としての倫理観、幅と奥行きのある医薬品とその周辺知識、さらにコミュニケ...

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【薬剤師のスキル】保険調剤の概念と健康保険法を理解する

保険調剤とは、保険薬局において保険薬剤師が、患者さんの持参した保険処方せんに基づいて健康保険法や薬事法などの法律を遵守し、適正に調剤を行う行為のことです。社会情勢とともに変化する薬事関係法規平成19年4月、薬局の薬剤師に関連する法律が改正されました。改正された法律は、医療法、薬事法そして薬剤師法です...

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【薬剤師のスキル】薬物の体内動態についての知識

体内動態の知識は服薬指導のベース投与された薬物は、吸収された後、血管から全身に運ばれ、各組織に分布し、降下を発揮します。その後再び血管に戻り、ある薬物は肝臓で代謝され、不活性化されます。また、別の薬物は、そのまま腎臓や胆汁から排泄されます。このようにして最後は身体から薬効や副作用を示す活性体が消失し...

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【薬剤師のスキル】薬物の吸収・分布についての知識

薬物が吸収される過程経口投与の場合、ほとんどは主に小腸で吸収されます。通常、脂溶性(水溶けにくく脂に溶けやすい性質)が高い薬物は、消化管粘膜を通過しやすく、吸収率が大きい。ただし、脂溶性が高くなると溶解性が悪くなるために吸収が低下するものもあります(シクロポリンやタクロリムス、脂溶性ビタミンなど)。...

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【薬剤師のスキル】薬物の代謝・排泄についての知識

薬物の代謝肝代謝性の薬物では、作用部位に結合し作用終了後は、再び循環器系統に戻ります。そして、主に肝臓中の薬物代謝酵素などで代謝されて不活性化されます。生体は、体内に取り込まれた脂溶性の薬物を、より水溶性(極性)の高い薬物に変換して体外に排泄します。この一連の過程が代謝です。一般に、第T相反応(酸化...

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【薬剤師のスキル】食事内容・嗜好品・生活習慣と薬物動態についての知識

飲食品との相互作用食事は、薬物の吸収率や薬効に影響を及ぼします。また、相互に作用するため薬効が減ったり、副作用が増したりする飲食物もあります。そのため、食事に対する薬物の服用タイミングや、相互作用を起こす飲食物の知識が、服薬指導には必要となります。大部分の内服薬は、空腹時のほうが吸収はよく、食後のほ...

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【薬剤師のスキル】薬物の相互作用についての知識

吸収における相互作用吸収過程における相互作用は服薬指導をするうえで、食事と薬物の服用の時差、食べてはいけない食物などの指導に必要な知識となります。一般的には、消化管に食物が存在すると、胃の内部での排泄速度が減少し、吸収速度は遅くなり、薬物の吸収が低下することが多い。胃の内部での排泄速度を促進する薬物...

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【薬剤師のスキル】患者個別の薬物治療が可能になる時代について

患者によって薬剤の効果や副作用が異なることがあります。ひとつは、薬物の体内での活動(PK)に個人差があることです。もうひとつは、薬物にも感受性(PD)があるということです。この二つの要因により、患者ごとに薬物の効果・副作用に個人差が生じます。PKの個体間の格差は、薬物血中濃度を測定すると判明します。...

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【薬剤師のスキル】処方箋と服薬指導について知ろう

調剤は、次のように3段階の順序で行います。患者からの照会で処方せんを受付手処方鑑査薬袋・薬札を作成し薬剤の調整調剤鑑査し薬剤交付と服薬指導である。調剤行為における服薬指導に位置づけについて説明します。処方せんによる調剤と情報提供の義務処方せんとは、薬物治療に関する医師、歯科医師からの指示書です。根拠...

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【薬剤師のスキル】処方せんの記入項目の意図を把握する

処方せんの形式と記載項目「保険医療機関及び保険医療養担当規則代23条」に規定された様式第二号またはこれに準ずるもので、薬局で扱う院外処方せん(保険処方せん)の形式が決められている。また、医師法施行規則第21条、歯科医師法施行規則第20条に記載すべき事項が規定されている。記載事項保険処方せん保険麻薬処...

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【薬剤師のスキル】処方箋チェックの重要性について覚える

処方せんに確実に目を通すことは、正確な調剤と薬物治療を行ううえで薬剤師に課せられた重要な義務です。また、処方せんの内容に不備や疑義がある場合には、その点について照会を行い、それが解決しない限り調剤をしてはいけません。処方せんの内容についてのチェックすべきポイントを確認します。処方せんチェック(処方監...

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【薬剤師のスキル】疑義照会について理解していますか?

薬剤師は処方せんについて、疑義を申し立てることができます。これは、薬剤師のみの権限です。疑義照会は医薬分業の本質であり、薬剤師による調剤が社会的に指示される大きな理由です。以下は、実際に疑義照会を行う時の注意点です。疑義照会の法的根拠近年の医療過誤は、毎日のようです。その中には、薬剤師による調剤ミス...

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【薬剤師のスキル】「スイッチOTC薬」と服薬指導についての理解

OTCとは、一般用医薬品の意味です。以前は、処方せんがなければ使用できなかった医療用医薬品を、街の薬局で入手できるようにしたのがスイッチOTCです。医療用でのみ使用が許可されていた医薬品で、副作用が少なく、安全性の高い成分について、一般薬への配合を許可したものです。平成18年の薬事法改正によると、一...

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【薬剤師のスキル】服薬指導と薬歴管理、お薬手帳との関係

薬局における薬歴管理は、薬剤師が個々の患者さんの薬物の使用歴、患者さんの生活環境などのバックグラウンドや薬物治療に関するさまざまな情報を一括管理し、運用することです。そして、それらを記録したものが薬剤服用歴管理簿(以下、薬歴簿と略称)です。患者さんの薬物治療の安全と有効のために、薬歴簿を作成し、薬学...

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【薬剤師のスキル】薬歴簿に記載する内容を徹底解説

薬歴簿を管理する法的な義務はありませんが、記載すべき内容は、健康保険法の「薬剤服用歴管理指導料」の算定要件として定められています。このことは換言すると、薬歴簿を作成する法的義務はないが、調剤報酬として「薬剤服用歴管理指導料」を算定するのであれば、薬歴簿を作成し管理する必要があるという意味です。しかし...

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【薬剤師のスキル】調剤録と薬歴簿の違いを紹介します。

調剤録は、その記載した内容を最終記入日から3年間(生活保護や自立支援の場合は5年間)保管しなければならない(薬剤師法)。しかし、薬歴簿には、法的義務はなく、厚生労働省の通知のみである。換言すると、調剤録を作成するということは「薬局において薬剤師が処方せんに基づき調剤を行った」ということを記録に残した...

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【薬剤師のスキル】薬歴の記録方法をしっかりと紹介します

薬歴を記入する際、患者さんとの会話を順番に書き加えるだけでは、後で読むのに時間がかかり、また、どこに注意すべきかわかりづらくなります。このような状態では、薬局内で情報の共有ができず、患者さんの薬物治療の役に立たない記録だけの薬歴となってしまいます。増えてくる情報の整理、記録、患者さんの薬物治療への活...

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【薬剤師のスキル】服薬指導と薬歴管理〜お薬手帳との関係〜

薬剤服用歴管理簿とは、薬剤師が個々の患者さんのお薬に関するケアを実践する為に、患者さんの生活環境などの表では見えない部分やお薬での治療に関する様々な情報を時系列のように薬剤治療を行った順にどのような変化が起こっているのか、どのような状態にあるのかを一つにまとめた薬剤服用歴を運用管理することです。それ...

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【薬剤師のスキル】薬歴簿に記載する内容とは?

薬歴簿には、記載すべき内容が健康保険法で定められています。薬歴簿を管理・運用する法的義務はありませんが、「薬剤服用歴管理指導料」という算定要件として決められているのです。法律上は薬歴簿を作成する必要はありませんが、調剤報酬として「薬剤服用歴管理指導料」を算定するのであれば、当然、薬歴簿を作成し薬歴管...

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【薬剤師のスキル】薬歴の記録方法

薬歴を記録する方法に決まりはありません。SOAP形式で記載した薬歴管理は、患者さんの薬物治療上の問題点を抽出するためのプロセスとして優れていると考えられます。薬歴を記入する時、患者さんとの会話から得られる情報などたくさんあります。その情報を聞くままに書き加えていくと読むのに時間がかかったり、問題点の...

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【薬剤師のスキル】ジェネリック医薬品とは?

最近、コマーシャルなどでもよく耳にするようになったジェネリック医薬品ですが、後発医薬品ということもあり、あまりイメージが良くないというのも現状です。ジェネリック医薬品とは、先発医薬品の特許終了後に、品質・有効性・安全性が先発医薬品と同等であることが厚生労働大臣が製造販売の承認を行っている医薬品のこと...

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【薬剤師のスキル】ジェネリック医薬品の使用促進策

平成20年の調剤報酬改定において、下記の4項目が要件として明確に示されました。@休日・夜間対応の強化(薬局薬剤師関連)Aジェネリック医薬品の使用促進(薬局薬剤師関連)B在宅医療対応の強化(薬局薬剤師関連)C病棟業務の急性期医療への重点化(病院薬剤師関連)平成20年度の診療報酬改定(調剤報酬改定)に伴...

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【薬剤師のスキル】ジェネリック医薬品に対する服薬指導で特に注意が必要なこと

ジェネリック医薬品をより多くの患者さんに提供するためには、どのような情報を提供すればよいのか考えてみましょう。ある薬局で実際に行われている業務の流れをご紹介します。薬局に訪れた患者さんに「ジェネリック医薬品の採用をしています」というお知らせを渡します。受付担当薬剤師は、処方箋の「後発医薬品への変更不...

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【薬剤師のスキル】指導が難しい薬剤の服薬指導

服薬指導を行う際に、医師の説明と指導内容が矛盾しないようにしなければなりません。薬剤によっては、薬の効果や副作用を説明するのが難しいものもあります。例えば、悪性腫瘍の場合、患者さん自身に「がんです」と告知されている場合と告知されていない場合があります。告知を受けていない患者さんに対して「このお薬は抗...

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【薬剤師のスキル】ヒヤリ・ハット事例から見た服薬指導

2001年から日本医療機能評価機構が行っている医療事故情報収集等事業は、2009年春から薬局も対象となりました。ヒヤリ・ハット事例から考えられる服薬指導の注意点を解説します。76歳男性(Aさん)の前立腺がんを患っている患者さんを例に解説していきます。Aさんは、多発骨転移しており、ボルタレン坐剤(50...

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【薬剤師のスキル】男女による服薬指導の違い

基本的に男女によって服薬指導を変えて説明するこは義務付けられていませんが、副作用などから性差を考慮しなければならない薬剤もあります。例えば、副作用と聞いて連想するのが「脱毛」や「機能不全」「美容的なもの」などです。全身性エリテマトーデスは、20〜30歳代の女性に多く見られる全身性免疫疾患です。男性と...

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【薬剤師のスキル】高齢者への服薬指導

高齢者は加齢に伴い生理機能が低下していきます。また、複数の疾患を抱えている患者さんも多く見られ、医薬品を複数使っている方が大変多いことが現状です。特に心疾患や呼吸器、慢性腎臓病などを抱える患者さんが服用する薬剤はとても多く、薬剤を規定通りに服薬できるかが問題になることも少なくありません。薬剤を規定通...

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【薬剤師のスキル】妊婦への服薬指導

妊婦への服薬指導は、胎児に及ぼす影響についての情報提供が主な内容になります。通常の妊婦に見られる先天異常については、1972年より日本産婦人科学会が中心となって先天異常の調査を行っています。妊娠中に服用した薬剤が、胎児にどのような影響を与えるかについて考えるとき、薬剤の持つ危険度以外にも、「服用した...

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【薬剤師のスキル】睡眠薬・鎮静薬(ベンゾジアゼピン受容体作薬)

睡眠薬と呼ばれるお薬の中で、代表的なものがマイスリーです。脳の興奮状態を鎮め、寝つきをよくしたり、睡眠中に途中で起きないようにするお薬です。これらのお薬は、睡眠を目的とする以外に不安を和らげる作用(不安による心理的症状や身体症状を和らげる作用)や筋肉をほぐす作用があります。このお薬を使ううえでの基本...

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【薬剤師のスキル】抗不安薬(ベンゾジアゼピン系)

抗不安薬で代表的なお薬は、ジアゼパム(セルシン、ホリゾン)というお薬です。脳剤のベンゾジアゼピン受容体に働き、興奮を抑える物質(ガンマ・アミノ酪酸:GABA)の働きを活発にすることで、神経細胞の興奮を抑えるとともに気分をリラックスさせ、不安や緊張を和らげる効果があります。また、よく眠れるようにする作...

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【薬剤師のスキル】フェノチアジン系(精神科用薬)抗精神病薬

フェノチアジン系のお薬で代表的なものは、クロルプロマジン塩酸塩(ウインタミン、コントミン)です。定型抗精神病薬で興奮の強い統合失調症、躁病の鎮静、神経症における不安、緊張、抑うつなとの症状がある時によく使われます。神経に過度の興奮を起こすドパミンD2受容体を遮断することでドパミンの働きを抑え、神経の...

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【薬剤師のスキル】セロトニン・ドパミン拮抗薬

セロトニン・ドパミン拮抗薬の代表薬は、トスペリドン(リスパダール)です。陰性症状にも効果的で、パーキンソン症状の副作用の少ない非定型抗精神病薬です。このお薬は、主に統合失調症の治療に使用します。興奮や幻覚・妄想(陽性症状)を抑え、意欲の低下や無感情、自閉(陰性症状)などを改善し、気分を安定させるお薬...

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【薬剤師のスキル】三環系

三環系のお薬で代表的なものは、アミトリプチン塩酸塩(トリプタノール)です。この三環系抗うつ薬は、第一世代と呼ばれています。抗うつ効果が強い反面、抗コリン作用による副作用も強いお薬です。神経線維間の神経伝達物質(ノルアドレナリン・セロトニン・ドパミンなど)の量が少なくなるのを抑えることで、気分の落ち込...

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【薬剤師のスキル】SSRI

SSRIとは、抗うつ薬で服薬自己中止の主な原因である抗コリン作用による副作用がほとんどないお薬です。SSRIの代表的なお薬は、パロキセチン塩酸塩水和物(パキシル)です。神経線維間のセロトニンの再取り込みを選択的に阻害することで、気分の落ち込みを抑え、憂鬱な気持ちを楽にして意欲を高めるお薬です。このお...

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【薬剤師のスキル】気分安定薬(抗躁薬)

気分安定薬(抗躁薬)の中で代表的なものは、炭酸リチウム(リーマス)というお薬で、躁うつ病の両状態に有効です。特に躁状態が優位な症例に対して効果が高いと言われています。リチウムは効果発現が遅いので、安全域が狭く、血中濃度をモニタリングしながら用量を設定します。感情をコントロールする部分に働き、興奮しす...

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【薬剤師のスキル】精神刺激薬

精神刺激薬で代表的なお薬は、メチルフェニデート塩酸塩(リタリン)です。小児期における注意欠陥や多動性障害に適応を持つ中枢神経刺激剤です。簡単に処方されてしまうことによって乱用したり依存性が問題となり、流通管理が厳密になっています。脳の中枢を興奮させることで、昼間に突然起こる我慢できない過剰な眠気(睡...

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【薬剤師のスキル】認知症用薬

認知症用薬は、認知症の中のアルツハイマー型認知症に適応のある唯一のお薬です。代表的なものは、ドネペジル塩酸塩(アリセプト)というお薬で、脳内の神経刺激を伝える物質アセチルコリンを分解する酵素コリンエステラーゼの働きを抑え、アセチルコリン増加させることによってアルツハイマー型認知症の症状の進行を抑える...

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【薬剤師のスキル】抗めまい薬

人間は、平衡感覚を司る内耳の蝸牛という器官に対する血流が悪くなると耳鳴り・難聴・めまいなどの症状を起こします。ベタヒスチンメシル酸塩(メリスロン)は、内耳の毛細血管を拡げて血流を増やす効果があります。毛細血管では、血管の壁を通じて液体などが自由に出入りできますが、ベタヒスチンには、その出入りを調整す...

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【薬剤師のスキル】抗てんかん薬

【1】フェノバルビタール(フェノバール)人間の脳は、行動を司る司令塔の役割がありますが、脳の一部分または全体的に過剰興奮するとけいれん発作が起こります。このお薬は、脳の過剰な興奮を抑えけいれん発作を予防します。フェノバルビタールは、興奮を抑制するGABA神経系のGABAA受容体に結合することで、中枢...

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【薬剤師のスキル】中枢性筋弛緩薬

中枢性筋弛緩薬で代表的なものはエペリゾン塩酸塩(ミオナール)です。このお薬は、脊髄反射を抑え、筋肉への神経伝達も緩和することで筋肉の緊張を和らげます。筋肉が緊張すると血流が悪くなり、身体にこわばりが出たり、肩こりのように痛みが起こります。このお薬は、このような症状を改善するために使用します。また、血...

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【薬剤師のスキル】ドパミン受容体作動薬(パーキンソン病治療薬)

パーキンソン病は脳の黒質線条体の機能異常により、脳内の興奮を伝達する神経伝達物質であるドパミンが減少し、アセチルコリンの働きが活発になって起こる病気です。ドパミン受容体作動薬で代表的なものは、プラミペキソール塩酸塩水和物(ビ・シフロール)です。このお薬は、構造から麦角系と非麦角系の薬剤に分類されます...

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【薬剤師のスキル】抗コリン薬(パーキンソン病治療薬)

抗コリン薬で代表的なものは、ビペリデン塩酸塩(アキネトン)です。このお薬は、脳内のアセチルコリンが過剰になっている状態を改善することでパーキンソン病の症状を改善します。脳内の興奮を伝達する神経伝達物質であるドパミンが減少し、アセチルコリンの働きが活発になることによって手足のふるえや体のこわばりを起こ...

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【薬剤師のスキル】自律神経系作用薬

自律神経は、心臓の働き・血圧・呼吸・消化管運動などの人間が意識することない体内活動の調節を行っています。自律神経のバランスが崩れると様々な異常が起き、体調不良となってしまいます。このバランスを元に戻すために使用するお薬は、トフィソパム(ダランダキシン)というお薬です。このお薬は、交感神経過反応型およ...

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【薬剤師のスキル】副交感神経興奮薬(重症筋無力症治療薬)

重症筋無力症は、筋肉を動かすための神経が障害されることによって起こります。重症筋無力症の治療薬として代表的なものは、ジスチグミン臭化物(ウブレチド)です。神経筋接合部における神経伝達物質アセチルコリンの分解を阻害することでアセチルコリンの量を増やし、神経伝達をスムーズにし、全身の筋力低下などの症状を...

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【薬剤師のスキル】副交感神経抑制薬(鎮痙薬)

副交感神経は消化管において消化運動を司る神経です。この神経が過剰に興奮すると消化管が過剰に働き痙攣性の収縮が起こります。この過剰な動きを抑えて腹痛などの症状を改善するために使うお薬がブチルスコポラミン臭化物(ブスコパン)です。このお薬は、アセチルコリンによる神経刺激伝達を抑え、胃腸管・胆道・泌尿器お...

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【薬剤師のスキル】末梢神経用薬(ビタミンB12)

末梢神経が障害されると様々な疾患が引き起こります。耳の神経が障害されると、平衡感覚が悪くなりめまいや耳鳴りが起こります。帯状疱疹で神経が障害されると、痛みを生じます。障害された神経を修復するお薬がメコバラミン(メチコバール)です。このお薬は、障害された末梢神経の髄鞘が作られるのを促進、軸索が再生する...

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【薬剤師のスキル】抗精神病薬の服薬指導

<統合失調症患者の場合>統合失調症に対する抗精神病薬は、病気の治療と同時に再発防止のための予防薬としても使われています。急性期から回復しても抗精神病薬を中止してしまうと、再発する割合や重症度が高くなってしまうため、通常は長期に渡って維持療法を継続していく必要があります。統合失調症に対する抗精神病薬の...

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【薬剤師のスキル】強心薬

心臓は、全身に血液を送り出す役割がある重要な臓器です。心臓の機能が低下すると末梢で必要な血液循環量を確保できなくなり様々な傷害が引き起こります。そこで、使用するのが強心薬です。強心薬で代表的なものはジゴキシン(ジゴシン)というお薬で、機能が低下した心臓に対して働き、正常な状態に戻し、弱った心臓の筋肉...

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【薬剤師のスキル】亜硝酸薬

心臓に栄養や酸素を送る血管が狭くなることを狭心症といいます。心臓の血液循環が悪くなり、急に胸のあたりが重苦しくなるような発作が起こります。このような状態の時に使うお薬がニトログリセリン(ニトロペン)というお薬です。このお薬は、血管を拡げる作用があり発作の改善・予防に効果があります。@末梢の静脈の拡張...

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【薬剤師のスキル】β遮断薬

β遮断薬で代表的なものは、カルベジロール(アーチスト)です。このお薬は、心臓にあるβ1受容体を遮断することで心臓の運動を抑えることができます。また、血管のα0受容体も遮断することで末梢の血管を拡張します。その結果血圧を下げ、心臓の負担を減らし、心不全の改善効果もあります。心臓の運動が減って心臓が必要...

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【薬剤師のスキル】Ca拮抗薬

血管の拡張や収縮には、血管の細胞のカルシウムが関係しています。Ca拮抗薬は、細胞へのカルシウムの流入を阻害することで血管を拡張し、血圧を下げたり、狭心症の症状を改善します。Ca拮抗薬で代表的なものは、アムロジピンベシル酸塩(アムロジノ、ノルバスク)です。細胞膜の電位依存性カルシウムチャンネルに選択的...

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【薬剤師のスキル】ループ利尿薬

人間の血圧は様々な要因で調整されていますが、体内の水分量によって影響を受けます。フロセミド(ラシックス)は尿として水分を体外に排出することで血圧を下げるお薬です。このお薬は腎尿血管全域(近位、遠位尿細管およびヘンレ係蹄)におけるNa+とCl-の再吸収抑制作用によって尿の濃縮機能を抑え、利尿作用を示し...

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【薬剤師のスキル】カリウム保持性利尿薬

通常利尿薬は腎尿細管で作用するときK+も一緒に排泄してしまいます。このため、低カリウム血症になる可能性もありますが、スピロノラクトン(アルダクトンA)は、K+の排泄を抑えることでカリウム保持性利尿薬といわれています。この薬は、遠位尿細管のアルドステロン依存性ナトリウム―カリウム交換部位に働きます。ア...

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【薬剤師のスキル】α遮断薬

血管にあるα受容体を刺激すると、血管が収縮して血圧が上がります。ドキサゾシンメシル酸塩(カルデナリン)は、末梢血管の交感神経α受容体の遮断、特にα1受容体(シナプス後α受容体)に選択的に働き、α2受容体(シナプス前α受容体)にはほとんど作用しません。α1受容体が遮断されると末梢血管は拡張し、抵抗がな...

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【薬剤師のスキル】ACE阻害薬

アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)の代表的な薬剤はエナラプリルマレイン酸塩(レニバース)です。このお薬は、血圧が上がる原因の1つであるアンジオテンシンUが合成されるのを阻害することで高血圧を改善します。また、心臓の負担を減らすことで慢性心不全の症状を改善します。このお薬は、妊娠または妊娠...

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【薬剤師のスキル】アンジオテンシンU受容体拮抗薬

アンジオテンシンがアンジオテンシンU受容体を刺激することで血管は収縮し、血圧が上昇します。代表薬カンデサルタン シレキセチル(ブロプレス)は、アンジオテンシンU(AT1)受容体に結合し、アンジオテンシンの作用を阻害し、高血圧を改善します。また、心筋の線維化を抑えたり、心臓肥大を抑える心保護作用と腎臓...

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【薬剤師のスキル】抗不整脈薬

通常、心臓を規則的に動かすには心筋への刺激伝導が規則正しく伝わらなければなりません。不整脈は異常は刺激の発生などにより刺激伝導が規則正しく行われなくなり、頻脈になります。メキシレチン(メキシチール)は、心臓の筋肉の細胞のナトリウムイオンチャンネルを抑えることで心臓の筋肉の異常な刺激伝導を抑制し、不整...

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【薬剤師のスキル】末梢循環改善薬

デスクワークが多いと座る時間が長くなり、腰に体重がかかり続けるため血流が悪くなります。その結果、下肢などに痛みやしびれの症状が現れることがあります。リマプロスト アルファデクス(オパルモン、プロレナール)は、血管を拡張し、血小板が集まって血流が悪くなるのを抑え、低下していた血流を改善し、痛みやしびれ...

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【薬剤師のスキル】H2受容体拮抗薬(消化性潰瘍治療薬/制酸薬@)

H2受容体拮抗薬は胃酸の分泌を強力に抑えるお薬です。このお薬で代表的なものはファモチジン(ガスター)と言います。胃粘膜壁細胞のヒスタミンH2受容体にヒスタミンが作用すると、胃酸やペプシンの分泌が促進されます。ファモチジンは、ヒスタミンがヒスタミンH2受容体に作用するのを阻害し、胃酸やペプシンの分泌を...

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【薬剤師のスキル】プロトンポンプ阻害薬(消化性潰瘍治療薬/制酸薬A)

プロトンポンプ阻害薬は胃酸の分泌を最も強力に抑えるお薬です。プロトンポンプ阻害薬で代表的なものは、ランソプラゾール(タケプロン)です。このお薬は、胃酸分泌過程の最終段階で働いているプロトンポンプを阻害することで胃酸の分泌を抑えます。胃酸分泌過程の、より前の段階に働くH2受容体拮抗薬よりも強力に胃酸を...

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【薬剤師のスキル】防御因子増強薬(消化性潰瘍治療薬)

【1】スクラルファート水和物(アルサルミン)防御因子増強薬は、胃の粘膜を保護することで潰瘍や胃炎の症状を改善するお薬です。スクラルファートは、潰瘍や胃炎などの部位に選択的に結合し、荒れた粘膜を保護します。また、胃酸中のペプシンの働きを抑えることで、潰瘍や胃炎の症状を改善するお薬です。スクラルファート...

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【薬剤師のスキル】胃腸機能調整役薬

胃腸機能調整薬は、消化管運動を改善し、食欲不振、腹部膨満感、胸やけなどを改善するお薬です。代表的なお薬は、ドンペリドン(ナウゼリン)です。このお薬は、胃・十二指腸に作用します。延髄にある化学受容器引き金帯(CTZ:chemoreceptor trigger zone)に作用して吐気を抑えます。まれに...

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【薬剤師のスキル】消化酵素

消化酵素は、食物の消化を助け消化不良を改善する薬です。代表的なお薬は、膵臓性消化酵素配合薬(ベリチーム)です。消化管では、消化酵素を含む消化液が分泌され、食物の消化・吸収を助けています。膵臓性消化酵素配合剤には、でんぷん、たんぱく質、脂肪、線維素を分解する消化酵素が配合されており、消化不良を改善しま...

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【薬剤師のスキル】家庭血圧の想定方法

2009年1月16日に日本高血圧学会から「高血圧治療ガイドライン2009」が刊行されました。高血圧は様々な病気のリスクにもなるため、しっかりと血圧を下げることが求められています。◆家庭での血圧測定法方法家庭用血圧計は、測る部分によって@上腕カフ型、A手首型などがあります。@上腕カフ型腕の上腕部分に腕...

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【薬剤師のスキル】塩類下剤

塩類下剤は、便を軟らかくすることで排便を促すお薬です。代表的なお薬は、酸化マグネシウム(酸化マグネシウム)です。便秘は、腸の蠕動運動(食物や便を肛門側へ運ぶ働き)の低下や、食物繊維の摂取不足などが原因で起こります。大腸は水分を吸収働きがあるため、蠕動運動(食物や便を肛門側へ運ぶ働き)が低下すると、便...

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【薬剤師のスキル】刺激性下剤

刺激性下剤は、腸を刺激し、腸の運動を促進させることで排便を促すお薬です。刺激性下剤で代表的なものは、センノシド(プルゼニド)です。このお薬は、大腸で腸内細菌によって分解され、レインアンスロンという物質になります。レインアンスロンは大腸を刺激し、蠕動運動(食物や便を肛門側へ運ぶ働き)を促進することで排...

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【薬剤師のスキル】止瀉薬

止瀉薬は、下痢を抑えるお薬です。感染性の下痢などでは症状を悪化させる恐れがあるため、下痢の原因を考慮して使用する必要があります。止瀉薬で代表的なものは、ロペラミド塩酸塩(ロペミン)です。腸管には、腸管内の水分を吸収する働きや蠕動運動(食物や便を肛門側へ運ぶ働き)があります。下痢は、腸管からの水分吸収...

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【薬剤師のスキル】潰瘍性大腸炎治療薬

潰瘍性大腸炎は、大腸に炎症を起こし、びらん・潰瘍を作る難治性の慢性疾患です。潰瘍性大腸炎治療薬で代表的なお薬はメサラジン(ペンタサ)です。このお薬は、炎症細胞から放出される活性酸素を消去し、ロイコトリエンの産生を抑えることにより炎症の進展や組織障害を抑え潰瘍性大腸炎の症状(下痢、血便、腹痛など)を改...

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【薬剤師のスキル】膵疾患治療薬(蛋白分解酵素阻害薬)

蛋白分解酵素阻害薬は、膵臓から分泌される消化酵素の働きを抑え、膵臓の安静を保つお薬です。膵疾患治療薬で代表的なお薬は、カモスタットメシル酸塩(フオイパン)です。膵臓は、食物の消化を助ける消化酵素を分泌する働きや、血糖値を正常に保つインスリン、グルカゴンなどを分泌する働きのある臓器です。慢性膵炎は、消...

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【薬剤師のスキル】肝機能改善・胆石溶解薬

肝機能改善・胆石溶解薬で代表的なお薬は、ウルソデオキシコール酸(ウルソ)です。このお薬は、肝機能改善作用、胆汁の流れを改善する作用、胆石を溶解する作用など幅広い作用があります。胆汁酸は、脂肪の消化・吸収を助けています。ウルソデオキシコール酸は、胆汁酸製剤と呼ばれるお薬で、古くから使われている動物性生...

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【薬剤師のスキル】高アンモニア血症治療薬

高アンモニア血症治療薬は、体なのアンモニア量を減らすお薬です。アンモニアが脳へ移行すると、ボーっとするなどの肝性脳症の症状が出てきます。高アンモニア血症治療薬で代表的なお薬は、ラクツロース(ラクツロース)です。肝臓には有害なアンモニアを解毒する働きがあります。しかし、肝硬変など肝疾患になるとアンモニ...

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【薬剤師のスキル】ウイルス性肝炎治療薬

C型慢性肝炎とは、C型肝炎ウイルスの感染により、6ヵ月以上に渡り肝臓の炎症が続く病気です。このC型慢性肝炎に対するお薬であるペグインターフェロンアルファ-2bとリパピリンの併用治療です。2剤の併用治療は、C型慢性肝炎の治療において中心的な役割をしています。◆ペグインターフェロンアルファ-2b(ペグイ...

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【薬剤師のスキル】肝不全用栄養剤

肝不全用栄養剤は、肝機能不全患者の栄養状態の改善に使用するお薬です。代用的なお薬は、肝不全用栄養(アミノレバンEN)です。肝性脳症は、肝硬変や劇症肝炎などの肝障害が原因で起こる病気です、症状は、眠気、意識障害、昏睡などで、体内のアミノ酸のバランスが崩れたり、有害なアンモニアが体内に溜まることで起こる...

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【薬剤師のスキル】「攻撃因子」と「粘膜防御因子」のバランス

消化性潰瘍はどのような機序で起こると考えられているのでしょうか。胃の働きと消化性潰瘍のキーワード「攻撃因子」と「粘膜防御因子」のバランス説についてご紹介します。◆胃の働きと消化性潰瘍のバランス説胃では、酸・ペプシン・粘液などを含んだ胃液が分泌されています。食物は胃に溜められ、胃の運動によって胃液と混...

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【薬剤師のスキル】ステロイド吸入薬(気管支拡張薬・喘息治療薬)

ステロイド薬は、気管支喘息治療の中心的な薬剤です。ステロイド薬には、飲み薬や吸入薬などがあり、飲み薬より全身性の副作用が少なく、軽症の気管支喘息から使用できるのが吸入薬です。代表的なお薬は、フルチカゾンプロピオン酸エステル(フルタイド)です。気管支喘息は、気道の慢性的な炎症、気道過敏症の亢進、気道狭...

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【薬剤師のスキル】β2刺激薬(気管支拡張薬・喘息治療薬)

β2刺激薬は気管支拡張薬と呼ばれ、気管支喘息などの息苦しさを改善するために使用されるお薬です。飲み薬だけではなくほかに貼り薬もあります。貼り薬の代表的なお薬は、ツロブテロール(ホクナリン)です。ツロブテロールは、気管支平滑筋にある交換神経のβ2受容体を刺激することで筋肉の緊張を緩め気管支を拡張するお...

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【薬剤師のスキル】キサンチン誘導体

キサンチン誘導体は、気管支を拡げる作用のあるお薬です。代表的なお薬はテオフィリン徐放性製剤(テオドール)です。テオフィリンは、ホスホジエステラーゼを阻害することで、サイクリックAMPの分解を抑え気管支を拡げます。また、炎症を抑える作用もあります。使用上の注意としては、テオフィリンは、有効域と中毒域が...

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【薬剤師のスキル】鎮咳薬(中枢性非麻薬性鎮咳薬)

中枢性非麻薬性鎮咳薬は、咳を司る咳中枢に作用して咳を鎮めるお薬です。代表的なお薬は、デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物(メジコン)です。咳は本来、身体の防御反応であるため、咳の種類や病態に応じて適切に対応することが大切です。デキストロメトルファンは、延髄にある咳中枢に直接作用して咳反射を抑制す...

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【薬剤師のスキル】去痰薬

去痰薬は、痰の排泄を促進するお薬です。痰の排泄を促すだけではなく痰の原因となっている疾患の治療を行うことも重要です。去痰薬で代表的なお薬は、L‐カルボシステイン(ムコダイン)です。気道、鼻腔、副鼻腔および中耳の粘膜は、異物や粘液を排泄する働きのある線毛細胞で覆われています。カルボシステインは、粘液の...

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【薬剤師のスキル】喘息は死亡するおそれもある?喘息死と吸入ステロイド薬

○日本の喘息死は年間約3000人いる!?日本における喘息死の人数は、1995年のピーク以降減少傾向にありますが、それでもなお、2006年の時点で2778人の方が喘息によって亡くなられています。死亡に至る原因は、重篤な発作による窒息死です。発作の3大誘因は、気道感染、過労、ストレスで、そのはかに短時間...

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【薬剤師のスキル】インスリン製剤(糖尿病用薬)

インスリンは膵臓のランゲルハンス島から分泌されるホルモンで、糖代謝には欠かせません。インスリン製剤は、インスリンが絶対的に不足している1型糖尿病や、インスリン分泌機能が低下した2型糖尿病患者のインスリンを補うお薬です。インスリン製剤で代表的なお薬は、インスリン リスプロ(ヒューマログ注)です。生体内...

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【薬剤師のスキル】スルフォニル尿素系(SU剤)〜経口血糖降下薬@〜

糖尿病の治療では、食事療法と運動療法を行っても血糖コントロールが十分でない場合に薬物療法を開始します。SU剤はインスリンの分泌を促進させる作用のある経口血糖降下薬で、インスリン分泌能が残っている2型糖尿病に使われます。SU剤で代表的なお薬は、グリメピリド(アマリール)です。膵臓のβ細胞を刺激すること...

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【薬剤師のスキル】速効型インスリン分泌促進薬 〜経口血糖降下薬A〜

速効型インスリン分泌促進薬はSU剤と同様、インスリンの分泌を促進させる作用があります。ただし、SU剤と比較して効果の発現が非常に速く、持続時間が短い薬剤です。食直前に服用することで、食後の高血糖を抑制することが期待されます。代表的なお薬は、ナテグリニド(スターシス、ファスティック)です。膵臓のβ細胞...

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【薬剤師のスキル】ビグアナイト系 〜経口血糖降下薬B〜

ビグアナイド系の薬剤は、インスリンの分泌を促進させる作用はなく、糖の成長、吸収の抑制や糖利用促進といった様々な機序でインスリンの効果を高めます。代表的なお薬は、メトホルミン塩酸塩(メルビン)です。肝臓でのブドウ糖の生成を抑制し、末梢での糖の利用をそくしんさせ、さらに小腸からの糖の吸収を抑制することで...

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【薬剤師のスキル】インスリン抵抗性改善薬 〜経口血糖降下薬C〜

過食や運動不足などの生活習慣が原因で、インスリンの分泌はほぼ正常なのに、インスリンが働かず糖尿病を発症することがあります。インスリン抵抗性改善薬は、低下したインスリンの作用を改善し血糖値を下げる薬剤です。代表的なものは、ピオグリタゾン塩酸塩(アクトス)です。インスリンへの反応が鈍くなっている状態を改...

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【薬剤師のスキル】食後過血糖改善薬 〜経口血糖降下薬D〜

2型糖尿病では、食後の血糖上昇に対してインスリンの追加分泌のタイミングが遅れているため、食後過血糖が出現します。α‐グルコシターゼ阻害薬は、糖質の消化・吸収を遅延させることで食後過血糖を抑制します。代表的なお薬は、ボグリボース(ベイスン)です。腸管において二糖類から単糖への分解を担う二糖類水解酵素(...

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【薬剤師のスキル】フィブラート系 〜脂質異常症治療薬@〜

脂質異常症とは、血清中の脂質の量や質に異常をきたした病態をいいます。その治療の目的は動脈硬化や発症や進展を予防することです。フィブラート系の薬剤は、脂質異常のうち、高トリグリセライド血症に対して最も効果的な薬剤です。代表的なお薬は、ベアフィブラート(ベザトールSR)です。このお薬は、脂肪酸のβ酸化を...

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【薬剤師のスキル】HMG‐CoA還元酵素阻害薬 〜脂質異常症治療薬A〜

脂質異常症とは、血清中の脂質であるコレステロール、中性脂肪のいずれか、あるいは両方が増加した病態です。HMG‐CoA還元酵素阻害薬は脂質の中でも特にコレステロールを下げ、冠動脈疾患の予防に効果があります。代表的なお薬は、ブラバスタチンナトリウム(メバロチン)です。肝臓におけるコレステロールの生合成に...

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【薬剤師のスキル】尿酸排泄促進薬

高尿酸血症は、体内での尿酸の生成が過剰であるか体外への尿酸の排泄が低下することで引き起こされます。尿酸排泄促進薬は、血液中に増加した尿酸を尿中に排泄することで、高尿酸血症や痛風を治療するお薬です。代表的なものは、ベンズブロマロン(ユリノーム)です。尿細管における尿酸の再吸収を抑制し、尿中への尿酸排泄...

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【薬剤師のスキル】尿酸生成阻害薬

高尿酸血症は、体内での尿酸の生成が過剰であるか体外へ尿酸の排泄が低下することで引き起こされます。尿酸生成阻害薬は、体内での尿酸生成を抑制することで、高尿酸血症や痛風を治療するお薬です。代表的なものは、アロプリノール(ザイロリック)です。尿酸の生成を触媒する酵素であるキサンチンオキシダーゼの作用を阻害...

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【薬剤師のスキル】副腎皮質ホルモン製剤

副腎皮質ホルモンは、左右の腎臓の上に位置する副腎という器官で合成・分泌されるホルモンです。糖質コルチコイドと鉱質コルチコイドに大別されます。副腎皮質ホルモン製剤としては、抗炎症作用を有する糖質コルチコイドが用いられます。【@プレドニゾロン(プレドニン)】このお薬は合成副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)...

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【薬剤師のスキル】性ホルモン剤(卵胞ホルモン剤)

卵胞ホルモン(エストロゲン)剤は、更年期障害、閉経、卵巣摘出などに伴っておこるエストロゲンの低下、欠乏を補い、身体的・心理的な変調を改善します。この治療法をエストロゲン補充療法と呼びます。代表的なお薬は、エストラジオール(エストラーナー)です。閉経や卵巣の病気などによって不足した卵胞ホルモンを補い、...

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【薬剤師のスキル】甲状腺ホルモン製剤 〜甲状腺機能異常治療薬@〜

甲状腺ホルモンは、身体の成長やエネルギー産生、さらには代謝や循環器の調節を司るホルモンです。甲状腺ホルモン製剤は、甲状腺ホルモンが不足して起こる甲状腺機能低下症や、甲状腺の腫瘍を治療するお薬です。代表的なお薬は、レボチロキシンナトリウム水和物(チラーヂンS)です。甲状腺の障害や手術などにより不足して...

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【薬剤師のスキル】抗甲状腺薬 〜甲状腺機能異常治療薬A〜

甲状腺ホルモンは、身体の成長やエネルギー産生、さらには代謝や循環器系の調節を司るホルモンです。抗甲状腺薬は、甲状腺におけるホルモンの合成・分泌が亢進して起こる甲状腺機能亢進症を治療するお薬です。代表的なお薬は、チアマゾール(メルカゾール)です。甲状腺のペルオキシダーゼを阻害することで、体内における甲...

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【薬剤師のスキル】GnRH誘導体(子宮内膜症治療薬)

子宮内膜症は、子宮内膣以外の場所に子宮内膜様の組織が発生するエストロゲン依存症の疾患で、不妊、月経痛、腰痛、排便痛などの症状が現れます。GnRH誘導体は、エストロゲンの分泌を抑えることで子宮内膜病変を縮小させます。代表的なお薬は、ブセレリン酢酸塩(スプレキュア)です。このお薬は視床下部ホルモンの1種...

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【薬剤師のスキル】ビスホスホネート製剤 〜骨粗鬆症・骨代謝改善薬〜

骨は、骨形成と骨吸収のバランスで維持されています。閉経後や老年期には骨吸収が骨形成を上回り、骨量は低下していきます。ビスホスホネート製剤は、骨吸収を抑制し骨量を増加させる作用を持つ骨粗鬆症の治療薬です。代表的なお薬は、アレンドロン酸ナトリウム水和物(フォサマック、ボナロン)です。骨粗鬆症の治療薬は、...

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【薬剤師のスキル】活性型ビタミンD3製剤 〜骨粗鬆症・骨代謝改善薬〜

ビタミンDは肝臓と腎臓で活性化され、小腸や腎臓でのカルシウムの吸収を促進させることで、骨やカルシウムの代謝に重要な役割を果たしています。食物がら摂取する以外に、体内で合成することもできるビタミンです。代表的なお薬は、アルファカルシドール(アルファロール)です。ビタミンDがその作用を発現するためには、...

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【薬剤師のスキル】半消化態栄養剤 〜栄養・電解質製剤〜

栄養剤は、手術や病気などによって食事から栄養の摂取が困難な場合に、必要な栄養素を補給するためのお薬です。栄養剤には、消化を必要としない消化態栄養剤と若干の消化を必要とする半消化態栄養剤があります。代表的なお薬は、半消化態栄養剤(エンシュア・リキッド)です。初期量は標準量の1/3〜1/2量とし、水で約...

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【薬剤師のスキル】カリウム製剤 〜栄養・電解質製剤〜

カリウムは筋肉や神経の働きを正常に保つための重要な成分で、不足すると筋力の低下、悪心・嘔吐、便秘などの消化器症状、さらには不整脈などが現れます。カリウム製剤は、低カリウム血症の治療や予防に用いられる薬剤です。代表的なお薬は、塩化カリウム(スローケー)です。通常の食事をしていれば低カリウム血症を起こす...

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【薬剤師のスキル】鉄剤 〜造血・血液凝固関係製剤〜

鉄分が不足すると、全身に酵素が行き届かず、息切れやめまいなどの貧血症状が起こる場合があります。鉄分が不足して起こる貧血は、鉄剤で治療します。代表的なお薬は、クエン酸第一鉄ナトリウム(フェロミア)です。ヘモグロビンは鉄を含む赤血球中のたんぱく質で、全身に酸素を運搬する働きがあります。鉄が不足するとヘモ...

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【薬剤師のスキル】止血剤 〜造血・血液凝固関係製剤〜

血液中では、血液を凝固させる物質と、凝固した血液を溶かそうとする物質がバランスを保っています。何らかの原因でこのバランスが崩れ、後者が優位になると出血が起こります。出血が止まりにくいときには、止血剤を使用します。代表的なお薬は、トラネキサム酸(トランサミン)です。出血が起こった部位にはフィブリンと呼...

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【薬剤師のスキル】抗血栓薬

血管内に血の固まり(血栓)ができると、脳梗塞・狭心症・心筋梗塞などの引き金となります。抗血栓薬には様々な種類がありますが、ここでは、アスピリン、チクロピジン塩酸塩、ワルファリンカリウムについて解説します。【アスピリン(バイアスピリン)】血小板のあるシクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害して、血小板の凝...

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【薬剤師のスキル】非ピリン系解熱鎮痛薬

非ピリン系解熱鎮痛薬は、一般用医薬品(OTC医薬品)の中にも含まれています。効き方がゆるやかで、比較的安全性が高いため、成人に加え小児にも使用されているお薬です。代表的なお薬は、アセトアミノフェン(カロナール)です。このお薬は、皮膚の血管を拡張し、発熱時の体温を下げる効果があります。痛みを和らげる作...

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【薬剤師のスキル】非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)

NSAIDsは、副腎皮質ホルモン(ステロイド)の強い抗炎症作用をそのまま残し、副作用を少なくしたお薬です。飲み薬以外にも、貼り薬・坐薬・塗り薬などの様々な種類があります。代表的なお薬は、ロキソプロフェンナトリウム(ロキソニン)です。プロスタグランジンと呼ばれる体内物質の合成を阻害することで、痛み・炎...

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【薬剤師のスキル】抗ヒスタミン薬

かゆみ・充血・くしゃみなどのアレルギー反応を起こすヒスタミンと呼ばれる体内物質の働きを抑え、アレルギーの症状を改善するお薬です。代表的なお薬は、エピナスチン塩酸塩(アレジオン)です。体内でヒスタミンという物質が増えると、ヒスタミン受容体に結びついてかゆみや鼻水・くしゃみなどのアレルギー症状が起こりま...

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【薬剤師のスキル】化学伝達物質遊離抑制薬

アレルギー反応は、体内で化学物質が過剰に放出されて起こります。化学伝達物質遊離抑制薬は、ヒスタミン・ロイコトリエン・トロンボキサンA2・血小板活性因子(PAF)などに代表される化学伝達物質の放出を抑えるお薬です。代表的なお薬は、クロモグリク酸ナトリウム(インタール)です。体内にアレルギーの原因物質(...

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【薬剤師のスキル】麻薬

【モルヒネ硫酸塩徐放錠(MSコンチン)】麻薬は脳や脊髄に作用して、痛みを抑えるお薬です。鎮痛作用が強いため、NSAIDsなど他の痛み止めが効かない場合や、激しい痛みがある場合に用います。飲み薬だけではなく、貼り薬や坐薬など様々な剤形があります。代表的なお薬は、モルヒネ硫酸塩徐放錠(MSコンチン)です...

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【薬剤師のスキル】片頭痛治療薬(トリプタン系)

片頭痛は、脳の血管が収縮した後に拡張することで生じる頭痛です。睡眠不足やストレスなどがあると、人の体内では血管収縮作用を持つセロトニンが一時的に増えます。しかし、その後セロトニンは一気に少なくなるため、血管が拡張し片頭痛が生じます。片頭痛の代表薬(トリプタン系)は、スマトリプタンコハク酸塩(イミグラ...

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【薬剤師のスキル】ペニシリン・セフェム系 〜抗菌薬@〜

ペニシリン系・セフェム系抗生物質はβラクタム構造を持っているため、βラクタム系抗生物質と呼ばれています。ペニシリン系の欠点を改良して、セフェム系抗生物質が開発されました。代表的なお薬は、セフカペン・ピボキシル塩酸塩水和物(フロモックス)です。このお薬は、細菌が持つ細胞壁の合成を阻害して、細菌を死滅さ...

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【薬剤師のスキル】マクロライド系 〜抗菌薬A〜

この系統のお薬は、百日咳やマイコプラズマ肺炎などの呼吸器疾患に多く用いらていれます。免疫を高める作用や気道の絨毛運動を活発にする効果もあり、慢性の気管支炎や副鼻腔炎に対して、保険適応外で少量を長時間使うこともあります。代表的なお薬は、クラリスロマイシン(クラリス)です。最近の蛋白合成を阻害して、細菌...

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【薬剤師のスキル】ニューキノロン系 〜抗菌薬B〜

ニューキノロン系に分類される抗菌薬は、対象となっている細菌が幅広く、抗菌力も強いため、様々な感染症に用います。中でも膀胱炎や腎盂腎炎、細菌性腸炎、気管支炎や肺炎などの呼吸器疾患によく使用されているお薬です。代表的なお薬は、レボフロキサンシン水和物(クラビット)です。細菌のDNA複製に必要なDNAジャ...

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【薬剤師のスキル】抗結核薬

結核は、結核菌による感染が原因で咳や発熱などの症状を引き起こす呼吸器感染症です。治療には抗結核薬と呼ばれるお薬を使います。代表的なお薬は、リファンピシン(リファジン)です。結核菌の蛋白合成に必要なRNA合成酵素を阻害して、結核菌を死滅させるお薬です。使用上の注意は、尿・便・唾液・痰・汗が赤橙色に着色...

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【薬剤師のスキル】抗真菌薬(トリアゾール系)

真菌は大きく糸状菌と酵母に分けられ、人間の細胞に似た真核細胞で構成されています。そのため、人間に投与したときに副作用を最小限にし、かつ真菌に障害を与える薬剤が開発されています。代表的なお薬は、イトラコナゾール(イトリゾール)です。イトラコナゾールは真菌特有の細胞膜構成成分であるエルゴステロールの生合...

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【薬剤師のスキル】ヘルペスウイルス治療薬

ヘルペスウイルス群はエンベロープをもつDNAウイルスで、単純ヘルペスウイルス(1型および2型)、水痘・帯状疱疹ウイルス、サイトメガロウイルスなどがあります。ヘルペスウイルスに対する薬剤で代表的なお薬は、バラシクロビル塩酸塩(バルトレックス)です。単純ヘルペスウイルスおよび水痘・帯状疱疹ウイルスの増殖...

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【薬剤師のスキル】インフルエンザ治療薬

インフルエンザにはA、B、Cの3つの型があり、インフルエンザA型ではウイルス表面にあるヘマグルチニン(HA)とノイラミニターゼ(NA)の変異による亜型が存在します。インフルエンザ治療薬の代表的なお薬は、オセルタミビルリン酸塩(タミフル)です。インフルエンザウイルスに感染した細胞からウイルスが遊離する...

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【薬剤師のスキル】5-FU系 <抗がん剤>

テガフール・ギメラシル・オテラシル配合剤は5-FUの効果を高め、副作用を軽減することを目的に開発された日本初の経口抗がん剤です。経口剤のため外来診療が可能で、様々な悪性腫瘍に適応があります。代表的なお薬は、テガフール・ギメラシル・オテラシル配合剤(ティーエスワン)です。ティーエスワンには腫瘍に対する...

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【薬剤師のスキル】アスピリンジレンマと低用量アスピリンの適応外使用

アスピリンは用量によって適応が異なり、低用量(1日約100r)では抗血栓作用を、高用量(1日1〜4.5g)では解熱鎮痛作用を示します。アルピリンはシクロキシナーゼ(COX)と呼ばれる酵素を非可逆的に阻害し、トロンボキサンA2(TXA2)とプロスタサイクリン(PGI2)の産生を抑えます。COXは血小板...

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【薬剤師のスキル】抗ホルモン薬

ホルモンの影響で増殖する腫瘍に対し、そのホルモンの分泌や作用を抑えることによって、腫瘍の増殖を抑制しようというのがホルモン療法です。乳がんや子宮がん、前立腺がんが適応になります。ホルモン療法で代表的なお薬は、タモキシフェンクエン酸塩(ノルバデックス)です。乳がんの中には、エストロゲンとプロゲステロン...

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【薬剤師のスキル】分子標的薬

近年、抗がん薬においては、腫瘍増殖に必要な細胞内シグナル伝達を標的にした薬剤が多く開発され、多くの腫瘍でその有用性が報告されてきています。中には劇的な効果を発揮した薬剤もあり、注目されています。代表的なお薬は、ゲフィチニブ(イレッサ)です。腫瘍がぞうしょくするのに必要な情報を伝達する受容体の酵素を選...

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【薬剤師のスキル】免疫抑制薬(カルシニューリン阻害薬)

インターロイキン2の生成を抑制することによって、臓器移植や骨髄移植における拒絶反応を予防したり、重症筋無力症などの自己免疫疾患に用いられる免疫抑制薬です。代表的なお薬は、タクロリムス水和物(プログラフ、グラセプター)です。カルシニューリンという蛋白を抑えることにより、リンパ球の増殖を促すインターロイ...

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【薬剤師のスキル】抗リウマチ薬(DMARDs)

リウマチの治療にはアセトアミノフェンなどの鎮痛薬の他にNSAIDs、ステロイド、DMARDsが用いられます。代表的なお薬は、メトトレキサート(リウマトレックス)です。関節リウマチは、免疫の異常により滑膜の炎症が慢性化し、増殖・肥厚した滑膜が関節破壊を引き起こす疾患です。このお薬は、免疫の異常を抑える...

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【薬剤師のスキル】高リン血症治療薬

【@沈降炭酸カルシウム(カルタン)】慢性腎臓病(CKD)は、低カルシウム血症や高リン血症などから、骨だけでなく血管を含む全身の石灰化など、生命予後に影響する全身疾患をきたします。これを骨ミネラル代謝異常(CKD−MBD)と呼びます。炭酸カルシウムは、消化管内で食事由来のリン酸イオンと結合し、難溶性の...

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【薬剤師のスキル】透析導入遅延薬(クレメジン)

慢性腎臓病ステージ4〜5では、経口吸着薬を服用することで、尿毒症の改善だけでなく、透析導入を遅延させる効果が期待できると考えられています。代表的なお薬は、球形吸着炭(クレメジン)です。慢性腎臓病における尿毒症毒素を消化管内で吸着し、便とともに排泄されることにより、食欲不振、口臭、悪心、掻痒感などの尿...

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【薬剤師のスキル】高カリウム血症治療薬

慢性腎臓病では、病期が進行すると腎機能の低下とアシドーシスを合併し、血清カリウム値が上昇します。高カリウム血症は不整脈、心停止を引き起こすため、食事療法とともに薬物治療が適応となります。代表的なお薬は、ポリスチレンスルホン酸カルシウム(カリメート)です。ポリスチレンスルホン酸カルシウムは消化・吸収さ...

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【薬剤師のスキル】排尿困難治療薬

前立腺は男性にしかない生殖器の1つで、前立腺が肥大すると膀胱頸部・尿道が圧迫され、尿が出にくくなり残尿感、頻尿、排尿困難などの下部尿路症状や、膀胱出口部閉塞、血尿、尿路感染などを呈します。排尿困難治療薬の代表的なお薬は、タムスロシン塩酸塩(ハルナールD錠)です。尿道や前立腺のα1受容体に作用すること...

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【薬剤師のスキル】過活動性膀胱治療薬

過活動性膀胱は尿意切迫に頻尿・夜間頻尿を伴い、ときには切迫性尿失禁を呈する症候群をいいます。2002年に国際禁制学会で定義された臨床診断名で、脳梗塞などの神経障害や、前立腺肥大など非神経的な原因があります。過活動性膀胱治療薬で代表的なお薬は、ソリフェナシンコハク酸塩(ベシケア)です。膀胱のムスカリン...

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【薬剤師のスキル】抗ガン剤の勉強は難しい?

新人薬剤師の教育をしていると、抗がん剤の勉強が、若手の薬剤師にとって、非常に難しいものだということを感じます。がん化学療法は毎年のように情報が亢進され、最新のエビデンスを常にアップデートしていくことは、若手の薬剤師ではくとも非常に大変なことです。また、講義などはなく、自分で常に情報をアップデートしよ...

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